レゴはどこで作られている?
23年3月時点で5つの工場(デンマーク、チェコ、ハンガリー、メキシコ、中国)で生産されており、2カ所(ベトナムとアメリカ)が建設中。日本に工場はありません。
※以下公式情報やプレスリリースを基にまとめています
工場の場所と役割
工場のデータ
レゴの工場がある国と稼働年、従業員は以下の通り。
ベトナムとアメリカの工場は建設中です。
場所(国) | 稼働年 | 従業員 |
ビルン (デンマーク) | 1953年 | 700人 |
クラドノ(チェコ) | 2000年 | 4500人 |
ニーレジハーザ (ハンガリー) | 2008年 | 3100人 |
モンテレイ (メキシコ) | 2009年 | 3500人 |
嘉興 (中国) | 2016年 | 1200人 |
ホーチミン (ベトナム) | 2024年 | 4000人 |
バージニア (アメリカ) | 2025年 | 1760人 |
デンマークは成形のみ、チェコは組み立てと梱包のみ。
その他の5拠点は成形から梱包までの全工程を担っています。
ヨーロッパの3工場はヨーロッパ、中東、アフリカ市場に向け出荷。
メキシコ、アメリカの工場はアメリカ大陸で、中国とベトナムでアジア(おそらくオセアニア含む)のマーケットをカバーしています。
工場での製造プロセス
レゴができるまでの流れ
- 原料:グラニュールと呼ばれるプラスチックの粒
- 貯蔵タンクへ吸い上げ、パイプを通って成形機へ
- 成形:熱した後、数百トンの圧力でブロックの形に成形(24時間稼働)
- 出来上がったブロックはコンテナに排出される
- 仕分け:一杯になったらロボットが自動で運んで次の工程に
- 印刷:ミニフィグやプリントパーツの印刷、手足の細かいパーツを組み上げる
- 梱包:全自動でパーツをふるい分けて、包装、計量の後人の手で箱詰めされる
- 出荷:説明書を入れ封をしたら段ボールに入れて出荷
ブロックが出来上がるまでの動画
24時間365日稼働する工場の様子は、こちらの動画で見られます。
0:18に原料のプラスチック顆粒が写っています。
複数サプライヤーから調達して巨大なサイロに格納しています。
0:41にズラーっと並ぶ機械。
射出成形機 (Moulding Machine)と呼ぶそうです。ブロックの形を作るマシンですね。
なんとこの射出成形機のレゴセット(4000001)も存在しています。
インサイドツアーという本社の有料ツアーの参加者だけに配布されたレアセット。
3万円ほどしますが公式中古マーケットのブリックリンクで購入可能です。
ミニフィグが出来上がるまでの動画
ミニフィグの製造過程は公式の動画が一番わかりやすいと思いました。
よく見ると、ミニフィギュアシリーズ20のようですね。
足や手のパーツはこんなふうに分解できるので、組み立てた状態で出荷するんですね。
いずれも廃棄物ゼロで環境に配慮しており、自動化が進んでいます。
ソーラーパネルも設置して稼働エネルギーを調達しています。
工場やサステナブル関連に興味がある方はこちらもどうぞ。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは楽しいレゴライフを!