レゴクラシックシリーズは70種類以上もあり、選ぶのに迷いますよね。
ズバリ違いは①ケースの有無、②作りやすい物、③ピース数に集約されます。
そしてオススメは11035、11036、11014、10698、10713です。
セットのパーツを確認した上で選び方と遊び方を紹介しています。
重要なのは興味や性格にあっているか、楽しく遊べそうかどうか💡
※2024年3月時点で公式サイトやECサイトで販売されているセットを対象にしています
レゴクラシックとは?
想像力と創造力を伸ばすのに最適なシリーズで、レゴの魅力がギュッと詰まってます。
建物、生き物、動物など色々と作って楽しめます。
特徴
- 組み方のヒントとして、数個のアイデアの組み立て説明書が入っている
- 基本的にミニフィギュアと呼ばれる人形が入っていない
- コスパが良く、入っている色のバリエーションが多い
商品の分類としては、セットと基礎板の2種類があります。
基礎板は薄い正方形の板で、土台として使います。
- 大きさは2種類で色は4色(白、青、緑、灰色)
- 灰色のみ48×48ポッチ(38x38cm)と大きい
- 残り3色(白、青、緑)は32×32ポッチ(25cm×25cm)
以下に紹介するセットにはこれら大きなサイズの基礎板は入っていませんのでご注意を。
基礎板の大きさに関してはレゴエニさんのこちらの記事をオススメします。
3つの違いと選ぶポイント
前提として知っておきたいことがあります。
それは製品番号(型番/セット番号)です。パッケージに通常5桁で記載があります。
本記事内でもセット名ではなく、型番メインで紹介しています。
検索する際は「レゴ XXXXX(製品番号)」と入力すると効率よく情報収集できますよ。
ピース数も型番付近にpcs/pzsと表記が。
違い①収納ケースの有無
クラシック商品で、黄色いプラスチックケース付きのセットは4つだけです。
- 10698 黄色のアイデアボックス <スペシャル>
- 10696 黄色のアイデアボックス <プラス>
- 10692 黄色のアイデアボックス <ベーシック>※廃盤済
- 10713 アイデアパーツ<収納ケースつき>
2024年3月に水色(ミディアムアズール)のバケツが新たに登場しました
筆者は10696<プラス>と10698<スペシャル>を持っています
【9月追記】11020いっしょに組み立てよう!も買いました!
※この2つで迷っているなら10698<スペシャル>が断然おすすめ
確かにケースはかわいいのですが、必須ではないですね。
子供でも入れやすいのですが、細かいパーツが埋もれて探すのに時間がかかるからです。
視聴者さんから、子供がパーツを探すのが嫌いで遊ばなくなったという声もありました。
ケースがどうしても欲しい方はメルカリで1500円程度で出回っています。
透明なプラスチックケースであれば底からも小さいパーツを探せるので便利です。
レゴ製の収納ケースにこだわる?それとも家にある箱や100均などでもOK?
年齢関わらず、いかに探しやすくするかはレゴ遊びの命題・・・。
違い②作りやすい物
パーツとテクニック次第で何でも作れるレゴ。
しかし基本的には建物、乗り物、生き物をメインに作ることになるでしょう。
何が作りやすいかは商品名がヒント。
- 11008 アイデアパーツ〈お家セット〉
- 11014 アイデアパーツ<ホイール>
- 11011 アイデアパーツ〈動物セット〉
- 11019 アイデアパーツ<メカニズム>
関連する組み立て説明書とパーツが多く入っています。
そして何が作りやすいかは、パーツの種類と色で決まります。
建物であれば、ドアや窓枠、ガラスのように透明なパーツや屋根に使える薄い板や、斜めのパーツ。
乗り物であれば、タイヤやプロペラ、ガラスやライト、車軸などが入っていると作りやすいです。
生き物であれば、目が必要ですし、形が滑らかなのでカーブや斜めになっているパーツが使いやすいです。
つまり、建物を作りたいのにセットに目玉ばかりはいっていたりドアや窓枠がないと、子供も作りにくく楽しめない可能性があるということです。
あと、色に関してもカワイイ感じが好きであればパステルカラーのほうが黒や灰色よりも作りやすいです。
逆に恐竜や車が好きなら、ピンクやラベンダーのような色よりも赤や青が多く入っていたほうがいいでしょう。
お子さんは何が好きですか?原色とパステルカラーならどっちが好き?
違い③ピース数
クラシックには60ピースのセットもあれば、1800ピースのものもあります。
ピース数は表現の幅と作品サイズに直結する大事な要素。
しかし増えれば値段も高くなる・・・。
そして、レゴで遊びだすといつもパーツが足りません(笑)
一般的にパーツは多い方が作れるものは広がります。工夫しないと探す時間が増えますが。
なので、ブロック遊び、粘土、工作が好きでどんどん手が動くような子、自分の手のひらより大きなオモチャを好む子は最初からピースの多いセット(700ピース以上など)でもよいでしょう。
逆に、小さなものが好きだったり慎重な子はピースが少なめのセット(300前後)から始めるのをオススメします。
お金はかかりますが、パーツは買い足せます!
お子さんは手のひらサイズの小さいもの好き?それとも積み木のように大きく組みたがる?
タイプ別おすすめ商品
とは言われても選べないよ!という方のために70種類の中から5つまで絞りました。
エクセルにまとめてパーツの色や形まで調べて細かく比較しました。
なので、この5つのセット以外は候補から除外してもらって大丈夫です😁
作りたいものがハッキリしている
1️⃣11035 おうちをつくろう(850ピース)
おすすめポイント💡パステルカラーと豊富な窓やドアで建物が作りやすい!
おうちを作りたいならこれ一択!
ピース数も十分あるのでつなげて大きな家にもできます。
窓、ドア、草木やお花、さらに小さめの基礎板まで含まれています。
【組み立て説明書の中身=8種類】カラフルなお家
2️⃣11036 のりものをつくろう (900ピース)
おすすめポイント💡52個のタイヤが入っていてカッコいい車が簡単に作れちゃう!
手のひらサイズの車が何個も作れて創造力が広がります。
タイヤの数も優秀ですが、色のバリエーションも豊富です。
【組み立て説明書の中身=8種類】パトカー、アイスクリームトラック、トラクター、リムジンなど
バランス重視なら
3️⃣11030 アイデアパーツ<マルチパック>(1000ピース)
おすすめポイント💡積み木のように遊べてシンプル!色も豊富で女の子にもおすすめ!
・・・これはありそうでなかった!
一番レゴらしいと言ってもいいほど基本的なブロックだけで構成されています。
特殊パーツがないので、初心者でも迷わずどんどん手が進みそう。
やはり、一時品切れになるほどの人気ぶり!
各色まんべんなくピース数があるので買い足し用としても重宝しますね。
外しやすい大きめのブロックしか入っていないので、ブロック外しが付属していません。
私の娘は4歳ですが、ポッチが2つの基本ブロックばかり積んで遊んでいます笑
薄い板とか、関節みたいなパーツとか、タイヤなんかを混ぜて渡したのですが、見向きもしないのでブロックだけ追加して渡しました😂
【組み立て説明書の中身=10種類】車・地球儀・花・ハート・ギター・家・スマイルマーク・オウムなどなど
4️⃣10698 黄色のアイデアボックス <スペシャル> (790ピース)
おすすめポイント💡入れやすいケースと、窓やドア、タイヤと目玉などパーツのバランスの良さ!
通常2年ほどでセットは廃盤になるのですが、8年以上も現役の超人気セット!
もし作りたいものに偏りがなく、一番人気を試したければ10698で決まりです。
建物、乗り物、生き物も作れるようにバランスよくパーツが入っていて、基礎板+ブロック外しもついていてお得だからです。
これ以外のクラシックのセットで16×16の基礎板が付属しているのは2つとも1万円以上するセットです。
また、レシピと呼ばれる組み替えアイデアも溢れていて作り方に困ったときも心配ナシ!
【組み立て説明書の中身=9種類】カメラ、カエル、ショベルカー、家、鳥、スクーター、お城、ビル、テディベア
5️⃣10713 アイデアパーツ<収納ケースつき> (213ピース)
おすすめポイント💡今となってはレアの3000円代で偏りがない+ケース付き
こちらは2018年発売の古めのセットですが、まだ現役です。
ここ2−3年のクラシックの3000円代のセットはどれもテーマが決まっており、内容が偏っています。
例えば、アイデアパーツ<パステルカラー>、アイデアパーツ<ネオンカラー>、海のぼうけんなど。
消費者が選びやすいよう差別化した結果ですが、目ばっかり入っていたり、色が偏っていたりと買い足しとしてはいいけど、最初のセットとしてはイマイチ。
そんな中いまだ現役(=人気がある)の10713は目玉やタイヤ、小さめの建物が作れるパーツ構成になっています。
仕切り付きケースも付属していてコスト抑えめでお試ししたい方にはうってつけです。
ブロック外しは付属していないので、合わせて購入されることをオススメします。
【組み立て説明書の中身=10種類】ゾウ、フラミンゴ、金魚、ヨット、車、りんご、ロボット、お城、家、飛行機
筆者イチオシは・・・・
どれか1つに絞ってと言われたら、10698 黄色のアイデアボックス <スペシャル> (790ピース)ですね。
コレ買っておけば間違いないです。
私は10698を使って160本以上の作り方動画を無料で公開しています。
視聴者の皆さんにアンケートをお願いしているのですが、以下のような声を多く頂戴しています。
- 自分で自由に作るようになった
- 四角のブロックばかり使っていたが、自分なりに創意工夫するようになった
クラシックで遊ぶ際のヒント
以上違いと予算別のおすすめクラシックセットでした。
ここからは買った後に役立ちそうな情報をご紹介します。
ブロックを効率よく外すなら
多くのクラシックセットにはブロック外し(セパレーターやレゴ外しとも)と呼ばれる道具が1つ付属しています。
力がなくても簡単にバラせる必須アイテムです。
ただ、使い続けると摩耗しますし、2つあると力がなくても外せるので複数購入をオススメします。
アイデアが欲しい時は
組み立て説明書を一通り作り終えるとアイデア不足に陥るでしょう。
完成作品だけ見たければ、ブラウザで「レゴ (製品番号) レシピ」と検索して「画像」タブを見れば一杯出てきます。
作り方まで知りたければYouTubeで「lego (製品番号) ideas」と検索すると良いですよ!
たとえ外国語の動画でも、ほぼ動画内には声が入っていないですし。何より見ればわかります!
私は10698と10696だけですが、以下のチャンネルはオススメです。
Lenarex_lego カラフルでかわいい作品多し (11020/11030/11014等)※ウクライナ在住
Yuriy Tenman lego 大きめの車や乗り物多数 (11014/11019/10698等)
お二人ともよく私の動画にコメントをくれます。
さらに上達したいなら
慣れてきてお子さんやご自身がもっと作りたい!となったらこんな方法もあります。
「LEGO (作りたいものの英訳を入力) moc 」と画像検索するとファンの作品が出てきます。
その完成系を見て手持ちのブロックでいかに再現できるか練習すると格段に上達しますし、問題解決能力が伸びます!
※MOC = My Own Creation = オリジナル作品の略
パーツの使い方を図解した記事もよく見られています↓
まとめ
レゴクラシックを選ぶポイントは①ケースいる?②何が好き?③どんな性格?
迷っている方、選べない方向けにオススメできるセットは以下の通り。
- 11035 おうちをつくろう(850ピース)
- 11036 のりものをつくろう (900ピース)
- 11030 アイデアパーツ<マルチパック> (1000ピース)
- 10698 黄色のアイデアボックス <スペシャル> (790ピース)(オススメ!)
- 10713 アイデアパーツ<収納ケースつき> (213ピース)
他のクラシックは買い足しの際に検討すればOK!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
楽しく遊べるセットと出会えますように。
それでは楽しいレゴライフを!