歌詞か論文みたいなタイトルになりました。
ちゃんと考えて至った結論です。
レゴは制約があるからこそ面白い!
制約と幸福
レゴをする人には必ず作りたいものがあります。作れると幸せを感じます。
そして必ず以下のような制約を受けます。
- 手元に必要なパーツがない(形、色、量において)
- 特定の形で特定の色をしたパーツが売ってない
- この角度ではくっつかない
- 粘土のように曲げたいのに曲がらない
- 好きなキャラのミニフィグがない
それでも作りたいので工夫します。その過程でクリエイティブになります。
工夫してやっとできると達成感があります。Happyです。
レゴが好きになるとこのプロセスを繰り返す、ということです。
制約がなかったら?
果たして制約がなかった方が良いのでしょうか?
プラモデルやフィギュアのように自由に関節を動かせたら?喋ったり飛んだりしたら?
もはやそれはレゴじゃない玩具ですよね。レゴである必要がない。
欲しいパーツが色も形も量も揃っていて、組む時間もスキルも無限のようにあったら?
聞いた感じは理想とも言える、そんな制約がなかった際のことを考えてみます。
パーツは多い方が良い?

理論上はパーツは多い方が組み合わせが増えるので可能性も広がるでしょう。
しかし20年以上レゴをしてきて言えるのは、実際は逆ということ。
多すぎはむしろ良くないです。
買い物の際の選択肢と似ています。参考:選択のパラドックスやジャムの法則
理由は以下2点。
- 選択肢が増えすぎるとかえって迷う
- 色々作りたくなり決められない
- パーツが見えなくなるとアイデアが湧きづらい
- 何が作れるか思い浮かばない
それぞれ説明します。まず1点目。
仮に存在するすべてのセットとパーツを持っているとします。
さぁ〜何作る?ってなった時に困りませんか?
私は約120個のセットを持っています。大体12,000ピースくらい。

コレクターからしたら全然多くない量ですが、スペースはとります。
使わないパーツは存在を忘れますし、ケースの山に埋もれることに。
作ろうと思えば建物、乗り物、生き物幅広く作れる量です。
だからこそ迷います。
子供の頃を思い返しても、全然使わなかった色や形のパーツって結構ありました。
すると探す時にかさばるだけの邪魔者みたいになってしまうんですね。
おまけに自作できると、「こんなにあるのに何も作れないのか」と嫌悪感を覚える可能性が。(私は今も結構なりますw)
※上級者になればより多くのパーツを把握できるので許容量も増えるのだと思います。
2点目に、パーツが見えるほうが発想しやすいです。
洋服もタンスの奥にあるとコーデが浮かばないですよね?
レゴを組む時は、大体以下のようにアイデアが湧いてきます。
- 色からヒントを得る (例:水色が多いからイルカを作ろう!)
- 形からヒントを得る (例:斜めのブロック>ピラミッド、タイヤ>車)
つまり、見える範囲にブロックがあるのが重要。
物理的に見えなくとも、意識の中にあることが必要ですよね。
じゃないと、何が作れるかな〜となり手が進まなくなります。
以上がパーツが多すぎるとかえって良くない理由でした。
「ピースは多い方がいい」がキャッチフレーズの世界遺産展の記事はこちら。
私の制約
ここからは私が自分に対して課している制約をご紹介します。
興味のない方はここで閉じてもらって結構です。
①クラシックのみ
YouTube用に約2年、ほぼ毎日レゴクラシックのパーツだけで制作をしてきました。
10698と10696
他にも色々やっているので、その他のパーツは週末ちょこっと触る程度。
結果、スキルが向上しメンタルも強くなりました。
具体的には以下のような力が身につきました。
- 使わない色に挑戦したことで配色やデザインが学べた
- 自分の強い(生き物)&弱い(建物)ジャンルが見えた
- 文字通り、多角的に考えられるようになった
- 諦めなければ出来るという自信につながった
- 趣味用パーツに触れた時にアイデアが湧きやすくなった
- 制作にかける時間が短くなった
この辺↓のパステルカラーはクラシックを始めるまで触ったことがなかったです。

なので???状態。配色の理論から学びました。
スプリットコンプリメンタリーやトライアドなどの言葉を知りました。
今や外出するなり看板やパッケージのデザインばかり見ています。
また、リクエストを優先する(9割方作ってます)というルールを課しました。
無理難題なんでも来ます😂
でも作るしかない!というマインドになります。
毎回諦めかけるたびにアイデアが降ってきて自分でも驚く結果になります。
なんとも言えない達成感。
おかげさまで作るジャンルの幅も広がりました。
まさかエレベーターやユニコーンを作るなんて・・・。






リクエスト関連で言うと、視聴者の方にアンケートをとっています。
子供が普段使わない色やパーツを使うようになった、との嬉しい声をいただいています。
こんな学びが待っていたとは2年前は想像もしてなかったです。
ありがとうございます。
②増やさない

制約の2つ目はレゴを買わないことです。
それでレゴファンと言えるのか!?と突っ込まれそうですね。
2020年頃までは何も考えずセットを買っていました。
しかし父の他界をきっかけに、物欲にはキリがないと悟りました。
あの世には何にも持っていけないのだよ〜。
おまけにYouTubeを初めて、ほとんどのレゴが棚で冬眠状態。

もう十分なんじゃ?と思えるように。
それからは、なるべく増やさず長く楽しめる方法を模索しています。
現に娘と遊んでいるブロックには25年以上前のものが混ざってます。
あとは、レゴが無駄なく循環する仕組みがあればなぁ、とよく考えます。
その視点でユーチューブもブログもWebサービスもやっています。
I LOVE LEGOですが、プラスチックが増えるのも親目線だと複雑ですし。
とか言いつつ、新作やパーツが出るたび見てはいます。
日常生活への応用
制約の中でいかに工夫して問題を解決するか。
人生で必要なこの能力はレゴで培われた部分が大きいです。
- 何かがないなら代用する、DIYする
- ひとつひとつやれば進む
- 壊れてもまず自分で直してみる
- 残った食材を組み合わせて料理する
- 地図を頭の中で回転させて位置を把握する(空間認識)
関連性が伝わらないかもしれませんが、私としてはレゴをしている時と同じ感覚です。
制約を楽しむ
大袈裟ですが、レゴと人生は通づるものがあると思います。
どちらも制約下での幸福追求ゲーム。制約があるからこそ面白い!
理解してもらえないと思いますが、本当にそう思っています。
中学生の頃スパイダーマンのミニフィグが出ました。
買えなかったので普通の顔にマジックで描いたことがあります。悲惨でした。
あまり増やさずに楽しみたいという方には、組み換え系のセットがおすすめ。
特にクラシックとクリエイター3in1シリーズは始めやすく奥が深いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは楽しいレゴライフを!
※LEGO社のアートディレクターが制約を語ったインタビュー記事に感動