レゴの種類=テーマとパーツで意味が違う
上の図のように、レゴの種類といっても何を指すかは人によって変わると思っています。
従って本記事ではテーマと呼ばれる商品の種類を知りたい方向けとなっています。
※2022年4月時点でのレゴ公式HP上のセット情報と写真を引用し作成
テーマとはシリーズのこと
レゴ社はオンラインストアではテーマという英単語を直訳のまま使っています。要はシリーズですね。
各シリーズにはセットと呼ばれる複数の商品があります。
豊富なテーマ展開は幅広い年齢層のファンを獲得するための仕組みなんですね。
ただ、全ての商品の共通価値としてブロックを組み立てる経験が挙げられます。
これはブロックの製造販売を生業とするレゴ社が提供する本質的な価値とも言えます。
シリーズごとに歴代のセットを見たい方は私が運営しているブリックナビのテーマ検索を使ってみてください。
各シリーズを1行で説明すると?
とりあえず各テーマのことを知りたい方向けに、できる限りシンプルに特徴を詰め込みました。
※クリックするとテーマ別のオンラインストアの商品一覧が別タブで開きます
デュプロ・・・50年以上続く未就学児向けの大きめブロック。
シティ・・・街にある建物、乗り物、職業などを再現した長寿シリーズ。
フレンズ・・・可愛いパステルカラーのパーツとリアルな人形と小物が特徴的。
クラシック・・・ザ!レゴともいえる創造性を伸ばすには最適な組み替えセット。
テクニック・・・ギアやモーター等の工学系が好きな人におすすめ。
ドッツ・・・実用的なものをツルツルで鮮やかなな部品で作る新しいシリーズ。
ニンジャゴー・・・戦隊ヒーローの忍者版のようなセットで乗り物やドラゴンが多数ある。
モンキーキッド・・・孫悟空がモデルで近未来的な乗り物やロボットが多い。
クリエイター3in1・・・1つのセットで3つの作品を作れるため、関節のようなパーツが多い。
ブリックヘッズ・・・頭が大きく目がうるうるしたフィギュアで色んなキャラクターがある。
アイデア・・・レゴ版クラウドファンディングでレゴ社の審査を受け製品化されたもの。
アーキテクチャ・・・世界の有名建築物をミニスケールで組み立てる大人向け観賞用セット。
クリエイターエキスパート・・・コラボものが多い精巧な作りの大人向け鑑賞セット。
アート・・・小さなパーツで有名人やキャラクターをモザイク画のように作る大人向けテーマ。
ブロックスケッチ・・・ディズニーやスターウォーズ等のキャラを肖像画のように作れる。
ミニフィギュアシリーズ・・・人形のばら売りで累計30以上のシリーズが発売されている。
スーパーマリオ・・・電池式で光と音がだせて、戦わせたりコインを集めたりできる。
マインクラフト・・・人気オンラインゲームのカクカクした世界を再現。
スピードチャンピオンズ・・・マクラーレン、ポルシェ、フェラーリ等の車と人形のセット。
その他キャラクター系・・・人形とともに映画のワンシーンを再現したセットが多数。
全商品を見たい→2023年最新カタログはこちら
※価格の記載なし
カタログはオンラインストアと違って全商品が一覧できるのでオススメです。
しかし、カタログを見るだけでは購入時の判断材料になるテーマの特徴や本質的な違いはわからないかと思います。
また、レゴ社は大体半年ごとに新商品のオンラインカタログを出します。セットはもちろん、テーマ自体が入れ替わることもあります。
本記事では本質的な部分に触れているため、読んでからまたカタログを見るとグッとわかりやすくなるかと思いますので、是非最後まで読んでいただければと思います。
まずは三大製品群を知る
テーマの違いを見ていく前に知っておきたいことがあります。
それはブロックの形状が異なる三つの製品群を中心にレゴ商品が展開されているということです。
デュプロ、テクニック、そしてそれ以外の全てのレゴです。AFOLなどのレゴファンにはシステム系とも呼ばれていますが、本記事では普通のレゴと呼ばせてもらいます。
パーツの数が膨大で明確な分類は未だ存在しないのですが、ざっくりとこの3つが柱となっています。
デュプロのブロックは大きく、テクニック系のパーツは丸い穴が開いていたり、ギアのような特殊なものが多いです。恐らく一般的にイメージする黄色い人形やカラフルなブロックは普通のレゴですね。
デュプロのブロックは普通のブロックの2倍の大きさですが、動物以外であればカチッとハマります。テクニック系のパーツも一部普通のレゴと互換性があります。
普通のレゴ系のパーツであれば、30年前のものでも現代のセットと混ぜて遊ぶことができます。
この互換性をレゴ社は「遊びのシステム」と呼んでおりレゴグループの重要概念と位置付けています。
これらの3つの製品群から派生したものがテーマとなっており以下の図のようになります。(重要)
見ての通り複雑なのは普通のレゴの所です。以下整理してお伝えします。
6つの違いに分けて図解
レゴの世界の全体像が見えてきた所でテーマの違いを見ていこうと思います。
一口に違いといっても色んな解釈ができますので、本記事では以下6点に絞ります。
- オリジナルとライセンス
- セットのイメージとピース数
- 人形の有無
- 組み立て後の楽しみ方
- 対象年齢
- 価格
違い①オリジナルとライセンス
突然ですが、ここ数年映画やブランドとのコラボものが増えたと思いませんか?
これらはライセンステーマと呼ばれていて、今後も増えていくことが予想されます。
全商品での比較データは取っていないのですが、同じくらいの大きさのオリジナルセットに比べライセンスもの(特にスターウォーズ)は割高傾向にあると思います。
このようにレゴ社は様々なブランドとコラボをしてより多くのファンを獲得しているんですね。
違い②イメージとピース数
次に、主観的で恐縮ですがテーマのざっくりとしたイメージとピース数をまとめたのが上の図です。
なおレゴ社はジェンダーに囚われない商品展開を目指している為、本ブログでも男の子向け、女の子向けとは記載していません。
ピース数に関しては公式HPのピース数フィルターを元に、一番多いピース数のゾーンでざっくりと分布させています。
大体の傾向として、リアルなもの、かっこいいものはピース数が多いように見受けられます。
右上の角の3つのテーマは精巧な作りの大人レゴとして売り出されているジャンルですね。
大人レゴの特徴を書いた記事はこちら↓
違い③人形の有無
次にテーマを分類する上でヒントになるのが、セット内の人形(ミニフィグやミニドール)の有無です。
ライセンスものは主人公などのキャラクターが中心となるため、必然的にセットにミニフィグが入っています。
人形が入っているセットは何らかのシーンを再現しているので、建物、乗り物、生き物と一緒になっています。
ではなぜ人形が入っていないセットもたくさんあるのでしょうか?
この違いは次のポイントへと繋がります。
違い④組み立て後の楽しみ方
セットを組み立てた後の主な楽しみ方はテーマによって違います。
つまり消費者の興味に応じて様々なセットを用意しているとも言えます。
人形が入ったセットは想像力を使ったごっこ遊びができます。電動式のセットが光ったり、音が鳴ったり、動いたり。
人形が入っていなくても自由に組み替えたり、身につけたり、ゆっくり組み立てて鑑賞したりと楽しみ方は豊富です。
これらの違いは次の対象年齢とも密接に関わっています。
違い➄対象年齢
公式HPの対象年齢とテーマをまとめた図です。
対象年齢とははあくまで~歳以上からという目安です。なので上の図で言うと小学校高学年向けのセットはないという意味ではありません。大人がパーツ集めのためにニンジャゴーを買うことだってあります。
また同一テーマでもセットによって対象年齢が異なることもあります。したがって、誤飲の危険性のある未就学児以外はそれほど気にする必要はないと思います。(パッケージやHPに誤飲注意マークあり)
また、小学生以上の層にほとんどのテーマ(ごっご遊びメイン)が入っていることがわかりますね。
一方、13歳以上になると収集、鑑賞がメインの大人レゴとも言われるセットが出てきます。
特これは最後のポイントである価格とも関わっています。
違い⑥価格
先ほどの対象年齢の図にテーマ内でのセット数が一番多い価格帯を緑で入れました。
人は一般的に年齢が上がるとより本物志向になりますよね。これはレゴに対しても同じだと思います。
違い②でも書きましたが、リアルなものを表現しようとすると、必要なパーツは細かく+多くなる傾向があります。すると結果的にサイズも大きく価格も高くなる。
大人向けレゴは正にその例ですね。ほとんどが1万円以上で、高い物だと8~9万円台も!
要点まとめ
長い記事になってしまいましたが、参考になりましたでしょうか?
テーマの種類を6つのポイントで解説しました。要点をまとめるとこんな感じでしょうか。
- デュプロ、テクニック、普通のレゴをベースにテーマが派生している
- レゴオリジナルとライセンスものがある
- 色んなイメージのテーマがありピース数も様々
- 人形が入っているセットは乗り物、建物、生き物とペアになっている
- テーマの特徴は興味、楽しみ方や年齢に応じて設定されている
- ピース数と価格と大きさは比例傾向にある
上記内容を踏まえレゴ公式最新カタログやレゴストアを見てみてくださいね!
皆さんがおすすめセットを見つけられるよう、人気テーマをもっと掘り下げた記事を予定しています。
それでは楽しいレゴライフを!